忘れ物の常習犯だった。
そういえば俺は小学生の頃から忘れ物をよくする人間だった。
体育の授業でプールの日に水着を忘れるなんてことは1回や2回では済まなかった。
みんなが水着に着替え出すころになってようやく「あっ!忘れた!」と気付く。
教科書もよく忘れた。忘れても隣の人に「見せて」と言えないので、音読が回ってきて読めない状況になってようやく先生に気付かれて、何してるんだと呆れられていた。
中学生になっても忘れ物がヒドくて、前の記事にも書いたがリンゴ剥きの授業でエプロンを忘れたり、中学最後の運動会の部活行進では全生徒の中俺1人だけが部活のユニフォームを忘れて、カラフルなユニフォームの中1人だけ普通の真っ白の体操服で行進してる奴がいるぞということで目立ち、大恥をかいた経験もある。
なぜ、あの頃あんなにも忘れ物が多かったのか、今考えてみてもわからない。
とにかく抜けてる学生だった。
もしかすると、既にあの頃から俺は少しオカシイ人間だったのだろうか。