無敵マンのニート日記

臆病な性格をした無職。自由主義者。 Twitter→@mutekiman_xxx

自由主義者の臆病な性格をした無職が、人生の一コマを書き連ねております。Twitter→@mutekiman_xxx

無職は眠れない

眠れないから少し書こうか。

以前の記事でも宣言していた通り、蝉の鳴き声を聞く前に私は会社を辞めた。少し身勝手な辞め方をしたと思うが、それは今回が初めてじゃない。辞めると告げて1ヶ月も経たない内に退職を決めたので、一時的に人手が足りなくなり、残された人たちは残業に次ぐ残業。バカを見る羽目になったようだ。だがそんな事は私の知ったことではない。会社を辞めれば赤の他人。もうすぐ赤の他人になろうとしている人間に対して、こちらが気を使う筋合いなど1ミリたりとも無いはずである。

正社員を辞め、今は心底せいせいしている。賃金の貰える安定した日々など、私には退屈極まりない。金を儲けて人生を浪費することにはむしろ罪悪感すら感じる。貯金を切り崩す無職の様な、いわば不安定な状況に身を投じなければ、私は本質的な自分自身に出会う事は不可能だと考えている。なぜって人は自己否定の積み重ねによってしかホンモノの自己を知る事は出来ないからである。「汝自身を知れ」とはよく言ったもので、こうした心意気がない人間は一生を虚無に過ごすハメになる。労働においても人生においても、バカを見るのは赤の他人だけでイイ。わざわざ、私まで仲良くバカを見る必要は無いのである。

という訳で無職になり3ヶ月。長いようでいて短い。無職期間というのは自分の選択した結果が全て自分に返ってくる。完全自己責任型。気楽そうに見えて実は最もスパルタな環境下にいることを世の俗人どもは知らない。

毎日が暇で、その暇を埋める必死さの中にこそ本当の自分を見つけるカギが隠されているのである。

この3ヶ月、私は必死になって暇潰しを頑張った。日々の筋トレ&ランニングや読書、ヌードドローイングなどの建設的行為を習慣化し、何十枚もの絵をネット上に投稿した。それなりの評価も得た。だがそれらの作品たちは私自身の気にはどれも入らなかった。故に無意味なものと感じ、絶望に暮れ、今度は写実的人物画からアニメチックな絵柄と共にストーリーを展開する漫画制作に取り掛かるようになった。だが、可愛らしいアニメチックな女の子を中々描けない苛立たしさや、それらを一応乗り越えた先での私の考え出したストーリー展開の実に平凡的ツマラナさに遂に頭を抱え、何もかもバカらしくなって、ここ数日は一日中寝たきりの生活をおくり夢の中にいる時間の方が長かったりする。夢に見た不思議な映像をスケッチブックに描くようになったのは最近の事だ。

それでいて最近思ったことは、何か意味有りげなストーリーよりも、全くもって無意味な内容のストーリーの方が大変面白いのだということである。普段人間の考えている事がいかにつまらぬものか!それを身を持って知った気がする。

これらの反省を踏まえた上で、明日からはキチガイになるためのトレーニング、キチトレを頑張るつもりだ。

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