無敵マンのニート日記

臆病な性格をした無職。自由主義者。 Twitter→@mutekiman_xxx

自由主義者の臆病な性格をした無職が、人生の一コマを書き連ねております。Twitter→@mutekiman_xxx

街に小さな火を放て。

危機的状況のない平和な日々からは学ぶべきことがほとんどない。火事場の馬鹿力と言う言葉にもあるように、火事場に自分の身を置いて初めて人は真の自分の力と言うものを知るのである。しかし火事場というものは、自ら赴かない限り中々遭遇できるものではない。

時たま、飲食店で不良行為を働き、その動画を全世界に発信して自滅している若者がニュースになったりするが、あれは言ってみれば、家に火をつけ、自分は安全な場所でそれを眺めるつもりだったのが、知らぬ間に背後に火が燃え移り、不本意ながら焼死してしまった残念なケースである。自分の死を覚悟して放火したのではなく、単に利己的に悪事を働いたという点が無様なのである。

自己探求に熱心な者は、決してこのようであってはならない。他人の家に火をつけたなら、自分が焼死する覚悟を持ってして、その家の住人を救うところまでやるべきなのである。

危機的状況を自ら作り出し、それによって他者が救われる。この構造を念頭に置いた者は、いくらでも臆することなく危機的状況を創り出すことが出来る。

家に火をつけるという行為が、もはや罪悪感によってではなく、利他心や慈悲心によって行われるという点で彼は英雄なのであり、自信を持った危機製造者たり得るのである。

ただ、それでもやはり自分が死んで仕舞えば元も子もない。自己探求とは自己成長の為にあるものなのだから、死ぬ覚悟ではなく、少しケガをするかもしれない程度の覚悟に抑えつつ、火をつける場所も巧妙に配慮しなければならない。

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