母と私の人生対談。
「この家を乗っ取る気?!」
A.乗っ取るって言い方なんだよ。俺は赤の他人かよ。
「いつまでタダ飯食う気?!」
A.月5万入れてるだろ。まだ不満なのか。
「孫を見るのはもう諦めるしかないのね」
A.遠回しに結婚を強要するな。
「そろそろ働きたくなってきたんじゃない?」
A.働きたくなる奴なんてこの世にいるのか?
「世のため人のためになることをしなさい」
A.働くってのは金の為だよ。それとも俺にボランティアをして欲しいのか?それなら俺は毎月ユニセフに1000円募金してる。
「あなたは社会から逃げてるだけ」
A.逃げたい人は逃げてもいいでしょ。社会に立ち向かえる適性のある人だけが社会に出ればいい。適性の無い人間に強要するのは、あまりに愛が無く、また非効率だ。
「人と合わないだって?それはあなたが合わせようとしないからでしょう?あなたの努力が足りないのよ」
A.マズイものが口に合わないからって、無理に口に合わせようとする必要は無いでしょ。ましてや努力してまで。我慢できる奴だけがマズイものを食ってればいいんだよ。人と合わせることに価値があるのならマズイものでも俺は仕方なく食うけどね。
「お金っていうのはね。将来病気になった時のために貯めておくものなのよ。働けるうちにしっかり働いて貯金しておきなさい」
A.なるかどうかもわからない将来の病気の治療代を貯蓄するためだけの人生なんてヤダよ俺。
「女性に対しての性欲は普通にあるの?」
A.普通にあるよ。俺を何だと思ってるんだ。
「あなたはお母さんを助けるためだけに生まれてきたのよ」
A.俺の意志は完全に無視かよ。
「友達には、息子は死んだと言ってるわ」
A.間違いなくあんたの育て方が悪かったと友達に思われるだろうから、言いたくないのは分かる。おそらく、そのプライドの高さが俺に遺伝したんだろうな。自分の非を認める事が、どれだけ重要かを反面教師として学ばさせて頂きます。
母と私の人生対談は続く…
俺は実家にいさせて欲しいだけなんだけど、母はとにかく俺に出て行ってもらいたいそうだ。
俺にとってはまだ何も問題解決してないから、このまま家出て行っても苦しくなるだけで何も良いことない。
いつまで問題について考えてんだ?って言われれば、たしかにそうなんだけど、俺はもう少し時間が欲しいの。
大衆と同じように、行くあてのないドライブをしたくないだけなの。