管理者という存在。
自然は、野生の動植物の生命を維持存続させるために、彼らの上に管理者をつくり、数が増えすぎて自滅することを阻止した。
例えば、草が増えすぎると、いずれは大気中の二酸化炭素が無くなってしまう。そうなると草は全滅することを避けることができない。そうならないために、自然は草の上に草食動物という管理者(捕食者)を置き、草の増えすぎを抑制したのである。
食物連鎖の構図を見れば、すべてそういう風にできているのがわかる。
草食動物が増えすぎると、草の食べ過ぎによって草が全滅し、その為に草食動物自らも自滅してしまう。それを阻止するために、草食動物の上には、肉食動物や人間が管理者(捕食者)として存在するのである。
このように、野生の動植物の上には常に管理者が存在しているのである。
それは、なぜだかわかりますか?
それは、野生に生きる、全ての動植物が「本能的に生きている」からなんです。
本能的に生きているとは、自分だけの利益を考えて生きていることを意味します。
自分だけが得をすればいいと考えて生きている生き物は、当然全体を俯瞰して見ることができませんから、二酸化炭素を吸いまくって全滅したり、草を食べまくって全滅したりするわけです。
本能のままに生きる生物は、それ単体では未来を見据えて生きていくことが出来ないんですね。
だから、管理者というものが存在しているわけです。
人間も割かし本能のままに生きてしまう部分があるので、我々はそれを踏まえたうえで、自分たちの上に「組織」という「管理者」を置いていますよね。
本能的生物は、管理者なしでは生きていけない。
これは自然の摂理であり真理なんです。
もしも、人間の上にある「組織」が本能的性質を持つようになり、暴走してしまったら、自然の摂理によって、そのうち我々人間を管理する「管理者(捕食者)」が現れるかもしれませんよ
。
それは宇宙人なのか、天災なのか、何なのか分かりませんけど、最近のゲリラ豪雨だとか、UFO目撃情報だとか見ると、そろそろ人間が管理される時代もそう遠くないんじゃないでしょうか?笑
少しSFちっくな話になりましたが、
要は、我々人間は、理性というものを自然から授けてもらったんだから、それを使って自分自身をちゃんと管理できる生物でいなくてはなりませんよって話ですよね。
前回の記事に紐付けて言うなら、
賢き人間がパンを独り占めするようになったら終わりだということです。